セリエAで苦しんでいるラツィオが、あの名将とコンタクトを取っているようだ。イタリア『カルチョメルカート.com』が30日に伝えている。

　ラツィオは29日に16位エンポリと対戦。格下相手だったが開始早々の5分に失点を許し、その後も趨勢を崩せないまま敗戦した。リーグ戦14試合を終えて6勝1分7敗の勝ち点19で順位を8位から10位に落としている。

　この結果を受けて、ラツィオ首脳陣はステファノ・ピオーリ監督の更迭を視野に入れている、と同メディアは伝えている。そして、ピオーリ監督の後任にはマルチェロ・リッピ氏の名前が挙がっており、リッピ氏の関係者がエンポリ戦を観戦していたとの情報も入っているという。

　リッピ氏はユベントス、インテルなどのビッグクラブを指揮し、スクデット（セリエA優勝）5度、コッパ・イタリア優勝4度に加え、チャンピオンズリーグも制覇。またイタリア代表ではワールドカップ優勝経験もある。アジアでは広州恒大にAFCチャンピオンズリーグを戴冠させ、2013年のクラブワールドカップにも出場した。

　昨2014/15シーズンはリーグ3位でフィニッシュし、躍進を見せたラツィオ。果たして、リッピ氏を迎え入れることによって再起を図ることはできるのだろうか。

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