リーグ戦第16節ラージョ・バジェカーノ戦を10-2というサッカーらしからぬスコアで大勝したレアル・マドリーだが、実に半世紀以上ぶりの記録だったようだ。21日付け『マルカ』が報じた。

　スペインにおいて最後に1チームが1試合で10ゴール以上決めたのは、55年前の1960年のこと。クラブは今回と同じくマドリーでありエルチェ相手に11-2で勝利している。

　ちなみにスペイン史上初めて10失点以上して破れたチームは、意外にもバルセロナだ。同クラブは過去2度1試合で10失点以上して敗戦している。

　スペインサッカーの長い歴史の中で1チームが1部の1試合で10ゴール以上を決めたのは12試合だが、7試合が1930年代から1940年代の20年間の間に集中している。今回、マドリーは対戦相手が2選手退場して9人のプレーを強いられたとはいえ、現代サッカーにおいて突出した攻撃力を持っていることを証明する形となった。

　ラージョのGKジョエルはスペイン史上11人目の10失点を喫したGKとなってしまった。同選手にとっては嫌な形でリーグの歴史に名を刻んでしまったに違いないだろう。

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