天皇杯準々決勝で柏レイソルのクリスティアーノが衝撃のパフォーマンスでチームを勝利に導いた。

　前半開始から11分、ペナルティエリア手前からの直接FKを沈めると、1-1で迎えた52分にもゴールまで約30mの距離から再び直接FKを決めて2点目。さらに3-2とリードされた延長後半の116分にも直接FKでハットトリックを達成した。

　その後、クリスティアーノはPK戦に1人目のキッカーとして臨み、見事成功。チームも勝利で天皇杯ベスト4進出を果たし、アジアチャンピオンズリーグ出場への望みをつないでいる。

　ゴール正面、右、左とそれぞれ1本ずつ、3本のFKをゴールに突き刺したクリスティアーノ。得点以外にも仙台GK六反勇治にセーブを強いたFKが2本あり、圧倒的なパフォーマンスで柏を窮地から救った。

　ヴァンフォーレ甲府から期限付き移籍中の身であるクリスティアーノは、今季限りで柏を退団することが決まっている。今季チームトップの14得点を決めたため残留の道も模索されていたが、資金面で折り合いがつかずかなわなかった。来季以降の去就が未定となっているストライカーは、黄色いユニフォームで有終の美を飾るべく最後まで全力を尽くす。

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