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“タイのメッシ”がムアントン・Uに移籍。Jリーグ移籍の可能性は消滅

text by ベトナムフットボールダイジェスト photo by Getty Images

チャナティプ・ソングラシン
“タイのメッシ”ことチャナティプ・ソングラシン【写真:Getty Images】

 タイプレミアリーグ(1部)のBECテロ・サーサナに所属する同国代表MFチャナティプ・ソングラシン(22歳)が、同じくタイ1部の強豪ムアントン・ユナイテッドに期限付き移籍することが決まった。契約期間は1年。金銭面などの条件は明らかにされていない。

 テロ・サーサナは、2015シーズンに18チーム中16位と低迷。当初のリーグ規定では、降格圏だったが、後に大会組織委員会が2016シーズンのチーム数を18チームから20チームに拡大したため、残留が決まった。

 “タイのメッシ”とも称されるチャナティプには、FC東京やジュビロ磐田などJリーグの複数クラブが関心を持っていると噂されていたが、タイ人初のJリーガー誕生はお預けとなった。

 大型補強に成功したムアントンのポンサックポン・アナン会長は、「ムアントンは今年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に向けて、戦力補強を進めている。我々の目標は、プレーオフを勝ち抜き、グループリーグにコマを進めることだ」と述べた。

 なお、ムアントンは2月2日に行われるACLプレーオフ2回戦でマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムと対戦。これに勝利すれば、2月9日のプレーオフラウンドで中国の上海上港と対戦する。グループステージに進出すればガンバ大阪と同じグループに入る。

【了】

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