フットボールチャンネル

山形、主力を残しつつ世代交代にも着手。堅守を武器に粘り強く戦えるか【2016補強診断】

text by 編集部

補強面と総合力それぞれの診断結果

山形予想フォーメーション2016
モンテディオ山形 2016シーズン予想フォーメーション

補強診断 A
軸となる選手を残しながら戦力アップを図る

 30代の選手を中心に次々に選手を放出。11人が退団し、人員を刷新した。一方で外国籍選手は残留するなど、チームの軸が揺らぐごとはなさそうだ。さらにブラジルで注目を集めたディエゴ・ローザ、新潟から佐藤優平を獲得するなど強化に余念がない。

 昨季は53失点を喫したが、これは降格クラブの中では最も少なく、さらに言えばJ1残留の新潟や鳥栖よりも少ない数字だ。守備面での強みはJ2でも発揮できるはずで、何より昨季J1を戦った経験値を無駄にしてはいけない。

総合力診断 A
J1復帰も夢ではない

 年々、力の差がなくなり群雄割拠の様相を呈しているJ2。山形は昇格候補の一角ではあるが、油断が生まれればすぐに足をすくわれるだろう。

 だが、石崎信弘監督が率いるチームは慢心することなく、J1復帰というミッションに全力で取り組むはずだ。ディエゴ、アルセウら中心選手が残留し、即戦力級の選手も積極的に加えている。新戦力が早い段階でフィットすれば、J1復帰も夢ではないだろう。

【了】

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top