フットボールチャンネル

注目の一戦は痛み分け。ディバラ弾がユーベ救い、バイエルンに追いつく

text by 編集部 photo by Getty Images

パウロ・ディバラとアルトゥーロ・ビダル
パウロ・ディバラ(右)とアルトゥーロ・ビダル(左)【写真:Getty Images】

【ユベントス 2-2 バイエルン CL決勝T1回戦1stレグ】

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグが現地時間の23日に行なわれ、ユベントスはホームでバイエルン・ミュンヘンと対戦した。

 欧州の巨人同士の対決となった、この一戦。バイエルンは負傷者が続出している影響でキミッチ、アラバによる2センターバックを強いられる。一方のユベントスはキエッリーニが離脱している。

 両チームのスターティングメンバーは以下。

【ユベントス:4-4-2】
GK:ブッフォン
DF:リヒトシュタイナー、ボヌッチ、バルザーリ、エブラ
MF:クアドラード、ケディラ、マルキージオ、ポグバ
FW:ディバラ、マンジュキッチ

【バイエルン:4-1-4-1】
GK:ノイアー
DF:ラーム、キミッチ、アラバ、ベルナト
MF:ビダル
MF:ロッベン、ミュラー、アルカンタラ、D・コスタ
FW:レバンドフスキ

 最初にチャンスを迎えたのはユベントス。12分、カウンターからFWディバラが左サイドからクロスを放つと、中央のFWマンジュキッチが滑り込んでボレーを放つも、ここは枠を捉えられない。続く13分にはバイエルンがビッグチャンスを迎える。レバンドフスキからゴール前のミュラーにボールが渡るも体勢を崩してシュートを放つことができない。

 その後はバイエルンがボールを保持する展開。20分が過ぎてバイエルンがポゼッション80%を記録する。しかし、ユベントスはGKブッフォンを中心にバイエルンにゴールを割らせない。

 それでも先制点を奪ったのはバイエルン。右サイドからのクロスにファーサイドのD・コスタが折り返すと、MFマルキージオが弾いたところをミュラーが押し込んだ。

 ユベントスは後半から負傷したマルキージオに替わってMFエルナネスを投入する。すると55分、バイエルンに追加点が生まれる。カウンターからレバンドフスキがボールを運ぶと、右サイドのロッベンにパスが渡り、得意のコースからゴール左隅にシュートを突き刺した。

 しかし63分、ユベントスが一点を返す。マンジュキッチが前線でボールを奪うと、右サイドのディバラへ。GKノイアーとの一対一を冷静に制して1-2とする。続く68分には再びカウンターからクアドラードが抜けだすも、ここはGKノイアーが好セーブをみせる。

 勢いにのるユベントスは74分にディバラに替えてモラタを投入する。すると、この采配が的中する。直後の76分、モラタのヘディングに反応したストゥラーロが押し込み、同点に追いつく。

 そのまま試合は2-2で終了。勝負は2ndレグに持ち越されることとなった。

【得点者】 
43分 0-1 ミュラー(バイエルン)
55分 0-2 ロッベン(バイエルン)
63分 1-2 ディバラ(ユベントス)
76分 2-2 ストゥラーロ(ユベントス)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top