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香川真司 8年前

“スパーズは俺が倒す!”バスケで汗を流した香川、ELでスタメンなるか

ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント2回戦2ndレグにおいて、ドルトムントはトッテナムと対戦する。ホームでの1stレグでは3-0と快勝しているだけに、練習では選手たちに自信も感じ取れる。マインツ戦でゴールを決めた香川真司は、バスケットボールを取り入れたトレーニングでも“ゴール”を決めた。スタメン奪取のためにも試合で活躍したいところだ。(文:本田千尋)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

レクリエーションの意味合いが強いミニ・ゲーム

エリック・ドゥルム
エリック・ドゥルム【写真:Getty Images】

 ちょうど1週間前とは、対照的な空気が流れていた。2016年3月15日、ドルトムントのブラッケル練習場では、17時頃からBVBのトレーニングが始まる。

 日が差し込む練習場で、ドゥルムが1人で黙々とランニングを続けている。13日に行われたブンデスリーガの第26節マインツ戦で、大腿に打撲を受けたドゥルムは前半のみの出場だった。後半からは、代わってピシュチェクが出場している。

 17日にはヨーロッパリーグ、ラウンド16の2ndレグ、対トッテナム戦が控えている。しかし、ドゥルムが無理をする必要はないだろう。10日にホームで行われた1stレグは、既に3-0で勝利している。もちろんアウェイであることを考えれば油断は出来ない。

 しかし、ドルトムントは後半戦に入ってここまで13戦無敗であり、1試合につき1失点以上を喫したことがない。そして1失点をしたのも3試合のみである。

 そうしたチームの安定したパフォーマンスを考えれば、ドゥルムといった特定の誰が出る、出ないに関わらず、ほぼ危なげなくトッテナムとの第2戦を終えて、ベスト8への進出を決めるのではないだろうか。

 15日の練習のメニューは、まさにそのBVBの“自信の現れ”とでも呼ぶべきものだった。中心となったのは、レクリエーションの意味合いが強いミニ・ゲームである。

 ドゥルムに遅れておよそ30分後、オーバメヤン、ベンダー、またビュルキ、バイデンフェラー、ボンマンのGK組を除くドルトムントのメンバーが姿を現した。足に打撲を抱えていたギュンドアンも練習に復帰する。

 2組が2チームに分かれ、リフティングでゴールを目指すゲームと、バスケットボールを行う。香川真司は、ロイス、シャヒン、カストロらと同じ組に入った。その4人はビブス無し組、パク、ピシュチェク、シュメルツァー、ライトナーが赤ビブス組、そしてソクラティス1人が、青ビブスである。

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