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香川真司 8年前

香川、HSV戦は“信頼を得たからこそ”のベンチスタート? BVBはショックを払拭する戦いへ

ブンデスリーガ第30節、ドルトムントはホームでハンブルガーSVと対戦。ヨーロッパリーグ(EL)リバプール戦での衝撃的な敗戦の直後だけに、チームにはいまだ意気消沈のムードが消えない。しかし、そのショックを払拭するためにも切り替えて臨むことが求められる。一方、香川真司は重要なここ2試合で連続先発。監督の信頼を再び勝ち取ったといえるが、今節は疲労を考慮してベンチスタートとなる可能性も少なくはない。(文:本田千尋)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

テーマは「ショックの消化」。リバプール戦を払拭できるか

香川真司
香川真司はベンチスタート?【写真:Getty Images】

 敗退のショックを消化する。2016年4月17日のブンデスリーガ第30節、ボルシア・ドルトムントはホームにハンブルガーSVを迎える。14日に行われたヨーロッパリーグ準々決勝、2ndレグでリバプールFCに逆転負けを喫した3日後のことだ。

 リバプール戦の後にマルコ・ロイスは「今後にも影響を与えかねない敗北」と振り返った。一時は3-1とリードしながら3点差をひっくり返されてのトーナメント敗退では、ショックを隠すことのほうが難しい。デヤン・ロブレンに許した勝ち越し弾は、後半のアディショナルタイムである。

 16日の前日会見で監督トーマス・トゥヘルは、一夜明けた「金曜日も意気消沈したムードがチームを覆った」と明かした。

 よってHSV戦のテーマは「リバプール戦で受けた敗退のショックを消化する」ということになるだろう。20日にはDFBポカール準決勝のヘルタ・ベルリン戦が控えている。ポカールはBVBにとって今季最後のタイトルだ。残されたタイトルを掴むためにも、HSV戦を通して、切り替えていく必要はある。

 HSVはブンデスリーガで現在10位である。ここ5試合では2勝3敗と負け越している。勝ち点は34とドルトムントのちょうど半分で、順位表の数字だけを見ればBVBが圧倒的に有利だ。

 しかし、昨年11月20日にハンブルクで行われた試合で、前掛かりでアグレッシブな守備に苦しんだドルトムントは1-3で敗れている。HSVはヨーロッパのトーナメントに参加していない。疲労やメンタル面を考えると、リバプール戦に続いてタフなゲームとなりそうだ。

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