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G大阪、水原三星に屈しACLグループ敗退決定。宇佐美の“PK2度失敗”が響く

text by 編集部 photo by Getty Images

宇佐美貴史
PK失敗に頭を抱える宇佐美貴史【写真:Getty Images】

【ガンバ大阪 1-2 水原三星ブルーウィングス ACLグループステージ第5節】

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第5節が19日に行われ、ガンバ大阪はホームで水原三星ブルーウィングスと対戦した。

 4試合を終えて勝ち点2でグループ最下位に沈むG大阪。すでに自力での決勝トーナメント進出は消滅し、この試合で引き分け以下に終わるか、メルボルン・ビクトリーが上海上港に勝利できなかった時点でグループステージ敗退が決まってしまう。

 先週末のリーグ戦のからスタメンを1人入れ替え、現状のベストメンバーで臨んだG大阪だったがなかなかゴールを奪えない。27分には阿部に代わって先発した藤本が決定機を迎えるも、ヤン・サンミンにブロックされてしまった。

 前半最大のチャンスは37分、丹羽がペナルティエリア内で相手に倒されPKを獲得する。キッカーに立った宇佐美はゴール左に蹴ってGKにセーブされてしまう。しかしGKがキック時に前に出過ぎていたため蹴り直しに。

 挽回の機会を与えられた宇佐美だったが、一度目と反対方向へ蹴った二度目のPKもまさかの失敗。コースが甘く力のないボールはGKノ・ドンゴンにキャッチされてしまった。

 後半開始早々の49分、水原三星がG大阪をどん底へ突き落とす。キム・ガニからのパスを受けたサントスがペナルティエリア内で右足を振り抜き、GK東口のニアサイドをぶち抜いて先制点をもぎ取る。さらに57分にはサントスが自ら獲得したPKで追加点を奪った。

 窮地に立たされたG大阪は2失点目の直後に長沢に代えてパトリック、アデミウソンに代えて倉田を投入し反撃を試みる。ここからグループステージ突破に望みをつなぐためには3点が必要なため攻撃の姿勢を強めた。

 その後はボールを支配してゴールに迫ったG大阪だが、反撃は89分に今野が奪った1点にとどまり1-2で水原三星に敗れた。この結果、グループステージ1試合を残してG大阪のACL敗退が決定。今季から使用している市立吹田サッカースタジアムでは公式戦7試合でわずか1勝と、相変わらずホームで厳しい戦いを強いられている。

【得点者】
49分 0-1 サントス(水原三星)
57分 0-2 サントス(水原三星)
89分 1-2 今野泰幸(G大阪)

【了】

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