キックオフは前に蹴らなくてもOK。大きく変わるサッカーのルール。変更点を10のポイントで解説

3月5日、ウェールズにて行われた国際サッカー評議会(IFAB)第130回年次総会にて、2016-2017年競技規則の改正が決定された。新ルールの施行は6月1日からであり、現在行われているリーグ戦については、新シーズン開幕まで導入を遅らせることが可能である。IFAB130年の歴史で最も広範囲と言われる今回の改訂によって何が変わるのか。数ある変更のうち、10のポイントを紹介する。(文:中山佑輔)

2016年05月19日(Thu)10時43分配信

シリーズ:編集部フォーカス
text by 中山佑輔 photo Getty Images
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1.「決定的な得点機会の阻止」はレッドカードが出なくなるケースも

2010年W杯でスアレスが犯したハンドのようなケースは、従来通りレッドカードが提示される
2010年W杯でスアレスが犯したハンドのようなケースは、従来通りレッドカードが提示される【写真:Getty Images】

 ペナルティーエリア内において、「決定的な得点の機会の阻止」をした競技者は、今回の改正以前では「退場」であった。つまり、相手チームにPKが与えられ、反則をした競技者は退場となり、かつ次試合出場停止が課せられた(一般的に「三重罰」と称される)。

 だが新ルールにおいては、ペナルティーエリア内において、「決定的な得点の機会の阻止」をした競技者は、ボールにプレーしようとしていた、または、ボールへ向う相手競技者にチャレンジした場合は「警告」となる(退場とはならない)。一方、ペナルティーエリア内であっても、以下のケースはフェアプレー遵守のため、「退場」となる(「三重罰」が課せられる)。

a.
ホールディング
(押さえる)、プッシング
(押す)、プリング(引っ張る)する行為

b.
ボールにプレーしようとしていない、またはボールにプレーする可能性がない状況での反則

c.
フィールド上で起こった場所にかかわらず、退場となる反則(例えば、著しく不正なプレー、乱暴な行為、等)

※競技者が意図的にボールを手または腕で扱い、「相手チームの得点」または「決定的な得点の機会」を阻止した場合(但し、自分のペナルティーエリア内でゴールキーパーが行ったものには適用しない)は、反則を犯した場所、すなわちペナルティーエリア内外にかかわらず「退場」となる。

 ボールへのチャレンジがキーポイントになっており、ボールへのプレー可能性がない場合は従来どおり「三重罰」が適用されることになる。また、このルールは2年間の試行のうえ、再検証されることになっている。

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