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EURO狙いのテロを15件計画した仏人男性逮捕。ウクライナ当局明かす

text by 編集部 photo by Getty Images

EURO
EURO開催期間中のフランスを狙ったテロ計画が明らかに【写真:Getty Images】

 英『BBC』など欧州の複数メディアは6日、まもなく開幕を迎えるEURO大会期間中にフランス国内でテロを計画していた同国人男性が逮捕されたと報じた。

 ウクライナ当局によって逮捕された男性はグレゴワール・マトゥーという名の25歳。ウクライナ国家保安庁のヴァシル・フリツァク長官が明らかにしたところによれば、マトゥーは同国とポーランドの国境で「カラシニコフ銃5丁、銃弾5000発以上、グレネード・ランチャー2門、TNT火薬125キロ、雷管100本」など大量の武器を所持していたという。

 また、橋や高速道路といった場所だけでなく、多くの人が集まるイスラム教のモスクやユダヤ教のシナゴーグ(集会所)が標的にされていたことがわかっている。EURO本大会期間中の実行が計画されていたが、試合会場が標的になっていたかは明かされていない。

 昨年11月にはパリで発生した同時多発テロにおいてフランス代表が試合をしていたスタッド・ドゥ・フランスも標的となり、EURO本大会中も多くの人が集まるエリアでのテロの発生が懸念されていた。

 今回フランス人によるフランス国内でのテロ計画が発覚したことで、さらなる脅威が存在する可能性も捨てきれなくなった。EUROの開幕は現地10日に迫っている。決勝戦までの約1ヶ月間、大会を無事に終えるまで一瞬たりとも気を抜けない。

【了】

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