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日本代表 8年前

コロンビア、OAでハメス、ファルカオ招集か。コパ・アメリカ招集選手多く、陣容は充実【五輪対戦国を読む】

シリーズ:五輪対戦国を読む text by 竹澤哲 photo by Getty Images

ボックス型の4-4-2が基本形

 コロンビアU-23代表のフォーメーションは中央をボックス型にした4-4-2が基本形となる。オリンピックにおいて予想される主力メンバーは次のとおりだ。

 ゴールキーパーがクリスティアン・ボニージャ(アトレティコ・ナシオナル)、ディフェンスは右サイドバックにエリベルトン・パラシオス(デポルティーボ・カリ)、長身のセンターバックであり、攻撃時のセットプレーにおいてはヘディングシュートも決めるジェリー・ミナ(サンタフェ)。もう一人のセンターバックがダビンソン・サンチェス(アトレティコ・ナシオナル)であり、左サイドバックにはデイベル・マチャド(ミジョナリオス)。

 ピボーテにはウィルマル・バリオス(デポルティーボ・トリマ)ともう一人、ピボーテながら、積極的に攻撃参加し、ヘディングが強いギジェルモ・セリス(ジュニオール)。インテリオールにはアンドレース・ロア(デポルティーボ・カリ)と、本来ならポルトガルのポルトでプレーするフアン・フェルナンド・キンテロとなるが、キンテロはポルトが8月にチャンピオンズリーグプレーオフを戦わなければならないため、招集は難しそうだ。この穴を埋めることが必要となる。

 フォワードは、今大会で最も注目されるロジャー・マルティネス(アルゼンチン、ラシン・クラブ)。アルゼンチンリーグそしてリベルタドーレスでも活躍を見せた典型的な9番タイプの選手。アメリカとの大陸間プレーオフ第2戦でも2得点を決め、オリンピック出場に大きく貢献した。コロンビアA代表にも5月30日に行われたハイチ戦でデビューし、得点も決めているだけに、コパ・アメリカでも活躍が期待されている。

 またやはり9番タイプのラファエル・サントス・ボレも、アトレティコ・マドリーに所属するため、招集できるかどうかはわからない。他にはアロルド・プレシアード(デポルティーボ・カリ)がいる。

 7月18日に、リオへ行くメンバー18名が発表され、その後準備試合を2試合戦う予定だ。その一つがアルゼンチン戦となることがすでに発表されている。そして7月30日、ブラジルに向けて出発する。コロンビアは第2戦で日本と対戦するが、日本にとって手強い相手となるのはまちがいないだろう

(文:竹澤哲)

【了】

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