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ロックバンドのコンサートで芝生が大荒れ。アルバニア戦後、フランス代表監督が苦言

text by 編集部 photo by Getty Images

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フランス対アルバニアの試合では選手たちが芝生に足を取られる場面が散見された【写真:Getty Images】

 現地時間15日、EURO2016グループAの試合が行われ、フランス代表はアルバニア代表と対戦し2-0で勝利した。だが試合後、同試合が行われたマルセイユのスタジアム、ヴェロドロームのピッチコンディションについてフランス代表のディディエ・デシャン監督が苦言を呈した。仏メディア『レキップ』が報じている。

 フランス代表監督はピッチ状態について「大惨事だった。ユーロ一ヶ月前にAC/DCのコンサート開催を許可しているし驚くべきことではないが」と少々の怒りを込めて語った。実際、マルセイユのヴェロドロームでは5月13日にロックバンドであるAC/DCのコンサートが行われている。

 デシャン監督は続けて「我々に何ができるだろうか? 芝生を変えたり、貼り直しをすること? たとえUEFAが状況を改善しようとしたとはいっても、コンサート後の写真や映像を見た時には、別の惑星かのような印象を持った」と語った。

 試合中にはポール・ポグバなどフランス代表の選手たちが滑って転倒する場面が目についた。フランスの2点目の場面では、ポグバが自陣内からロングパスを蹴る際に転倒し、そのパスを受けたアンドレ・ピエール・ジニャックも相手DFをかわす際に転倒。そのこぼれ球をディミトリ・パイエが決めるという格好だった。

 マルセイユでは残り4試合の開催が予定されており、今後も劣悪なピッチ状況が参加チームを苦しめることになるかもしれない。

【了】

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