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“ロシアのモウリーニョ”はタダ働き!? 母国のため無給で代表チームを指揮

text by 編集部 photo by Getty Images

スルツキ
ロシア代表のレオニド・スルツキ監督【写真:Getty Images】

 ロシア代表のレオニド・スルツキ監督は、どうやら無給でチームを指揮しているようだ。英紙『デイリー・メール』が伝えている。

 ジョゼ・モウリーニョ監督と同様に選手時代は無名であったことから“ロシアのモウリーニョ”の異名をとるスルツキ監督は、CSKAモスクワとの兼任で指揮を執っている。

 しかし、ロシアサッカー協会から給料は受け取っておらず、あるのは優勝ボーナスだという。EUROで無給なのは、全チーム含めてスルツキ監督のみである。

 ロシア代表は前監督としてファビオ・カペッロ氏が指揮を執っていたが、昨年7月に解任されている。ただ、ロシアサッカー協会とカペッロ氏の契約は2018年まで残っており、年俸700万ポンド(約10億5000万円)を支払わなければならない状況にある。

 違約金には1100万ポンド(約16億5000万円)が発生するため、ロシアサッカー協会は新たな監督を招聘するための資金が不足しており、スルツキ監督は母国のために無給での指揮を受け入れた。

 EUROでは2試合を終えて1分1敗のロシア代表。スルツキ監督がボーナスを受け取れる優勝までの道のりは険しそうである。

【了】

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