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ナビスコ、契約は今季で終了寸前だった!? 社長が秘話明かす「会議で発表したんですけど…」

text by 編集部 photo by Editorial Staff

ルヴァンカップ
村井満チェアマン(左)とヤマザキナビスコの飯島茂彰社長(右)。中央は新たな大会ロゴ【写真:編集部】

 Jリーグは21日、リーグカップの名称が「ヤマザキナビスコカップ」から「YBCルヴァンカップ」に変更されることを発表した。

 新名称は今季の決勝トーナメントから採用され、略称は「ルヴァンカップ」となる。スポンサーのヤマザキナビスコ株式会社が今年9月1日からヤマザキビスケット株式会社に商号変更するため、それに伴って大会名も変更となった。

 また、あわせてヤマザキナビスコ株式会社は2017~2019年シーズンのリーグカップスポンサー契約を締結したことも発表されている。

 リーグカップはヤマザキナビスコ株式会社が第1回大会から24年間スポンサーを務めており、同一スポンサーによる世界最長のカップ戦としてギネスにも認定されるほど定着したが、実は今季限りで契約を終了する寸前だったという。

 村井満チェアマンとともに会見に出席したヤマザキナビスコ株式会社の飯島茂彰社長が、その裏話を明かした。

「本当の話、ヤマザキビスケットに変わることで従来の契約ブランドの商品の売り上げがなくなりますので、売り上げが落ちることが考えられました。とても(大会を)支えていけないということを感じて、実は今季をもって終了させていただこうかと考えておりました。ところが、山崎グループの1社に会議で『今季で終了したいと考えている』ということを発表したんですけど、『それならヤマザキカップにしてうちがやる』ということを言い出しまして(笑)」

 しかし、日本サッカー協会の川渕三郎最高顧問から「思う通りに何でもいいからやっていい」というアドバイスがあり、契約更新へと踏み切ったようだ。

 今大会はグループステージを突破した大宮、横浜FM、神戸、福岡に加えてACLに出場していた浦和、FC東京、G大阪、広島の8チームで決勝トーナメントを行う。果たして名称変更後の初代王者はどのチームになるのだろうか。

【了】

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