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「ベンゼマは代表永久追放じゃない」フランス協会会長が将来的な復帰を示唆

text by 編集部 photo by Getty Images

カリム・ベンゼマ
元フランス代表のカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】

 連日盛り上がりを見せているEURO2016。この男はどんな思いでこの舞台を見ているのだろうか。フランス代表から外れたカリム・ベンゼマについて、将来的に代表復帰の可能性があることが示唆されている。22日、アメリカメディア『ESPNデポルテス』が報じている。

 フランスサッカー協会のノエル・ル・グレ会長は、会見の中でベンゼマについて言及し「彼は今回の代表23人にはいない。裁判がもっとスムーズに行ってくれればよかったのだが」とフランス代表のチームメイトだったマテュー・ヴァルビュエナへの恐喝問題が係争中であったことが選外となった理由であることを再度述べた。

 そして、同会長は「ベンゼマは、代表から決して永久追放となっているわけではない」と将来的な代表復帰への道が閉ざされていないことをいうことを強調した。

 今回のEURO代表発表の際には、ディディエ・デシャン監督が、北アフリカにルーツを持つベンゼマを人種的な理由で外したとコメントし大きな問題となっていた。また、上述の恐喝問題や、反社会的勢力への関与も噂されるなど、ベンゼマはピッチ外の部分での問題を数多く抱えている状態だ。

 しかし、今回、会長が将来的な代表復帰の可能性があることをコメントしたことにより、再び代表のシャツに袖を通す機会が見えてきたようだ。まだ28歳のベンゼマ。国際舞台からその姿を消すにはあまりに早すぎる。

【了】

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