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世界王者ドイツの育成メソッドに学ぶ サッカー年代別トレーニングの教科書

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キッズ年代、U-9、U-12、U-15対応
ドイツの育成は目標をしっかり持って行動することが体現化されており、非常に良い。
湘南ベルマーレ・曺貴裁監督推薦!

育成年代の改革に成功したドイツに学べ!
グラスルーツから強くなる世界最先端の選手育成法

サッカー選手に必要な5大要素
「技術」「戦術」「フィジカル」「メンタル」「思考力」を年齢に応じて段階的に習得

UEFA-Aレベルの資格を持つプロの指導者が贈る
総合的に技術を引き上げる、年代別31種類のトレーニングを収録
【試合中に起こりうる、6つの局面から年代別の技術を習得】

1 攻撃/ビルドアップ(ボールを回して前に運ぶ)
2 攻撃/チャンスメイク・ゴール前(あたっキングサードでの勝負)
3 攻撃から守備への切り替え
4 守備/守備陣形を整え、スライドして相手の攻撃に対応する
5 守備/ボールを奪う状況を作り、奪う(プレス
6 守備から攻撃への切り替え

——–
育成年代の抜本的改革が、世界一奪還へつながった

90年代は世界トップの実力を誇ったドイツは、2000年の欧州選手権に惨敗。
ドイツサッカー協会は低迷の理由を分析し、育成年代の強化と改革に乗り出した。

育成プロジェクトのコンセプトを国全体が共有し、新たに年代別のトレーニングの指針を示した。さらにブンデスリーガの各チームに育成機関を義務化し、エリートシューレ(育成システム)を設置、シュツットプンクトの整備、グラスルーツからの指導者育成など……こうした成果が2014年のワールドカップ優勝につながった。

こうしたドイツの成功事例は、日本の育成年代の指導者たちに参考になるはずだ。

著者:中野吉之伴(ドイツサッカー連盟公認A級ライセンス)
1977年7月27日生まれ秋田県出身。武蔵大学人文学部欧米文化学科卒業後、育成年代指導のノウハウを学ぶためにドイツへ。現地で2009年7月にドイツサッカー連盟公認A級ライセンスを取得(UEFA-Aレベル)。SCフライブルクU-15チームでの研修を経て、元ブンデスリーガクラブのフライブルガーFCでU-16監督、翌年にはU-16/U-18総監督を務める。2013-14シーズンは、ドイツU-19の3部リーグ所属FCアウゲンでヘッドコーチ、16-17シーズンから同チームのU-15で指揮をとる。

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