フランス代表のディディエ・デシャン監督【写真:Getty Images】
フランス代表のディディエ・デシャン監督はEURO2016のファイナル進出へ向け、全てを出して宿敵ドイツに挑む姿勢を見せている。6日、スペイン紙『アス』が報じている。
前日会見に臨んだデシャン監督は、「相手はワールドカップ王者だ。ここまでの5試合も最高の印象を残してきている」と対戦相手のドイツを評し、「彼らは常に相手よりポゼッションで優位に立っている。単純に言って、我々は自分たちが持つ最大限のクオリティを持ってプレーしなければいけないということだ」と続ける。
そして、この決戦をホームで戦えることに「我々の後ろには多くのサポーターがいる。ゲーム中には厳しい時間もあるから彼らの応援が必要なのだ」とサポーターの後押しを期待している。
さらに、「誰も歴史は変えられない。しかし、書くべき新しい”章”がある。そのページは白紙であり、選手たちがそれを埋めるのだ」と述べ、「選手たちは自分自身を信じなければいけない。世界一のチームと対戦する。我々は持っているものを全てぶつけるだろう」と決意を語った。
2012年からフランス代表を率いるデシャン監督にとって、ドイツは2014年のワールドカップ準々決勝で敗れた因縁の相手でもある。リベンジを果たす最高の舞台は整ったようだ。
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