フランス代表のウーゴ・ロリス【写真:Getty Images】
フランス代表のGKウーゴ・ロリスにとって、EURO2016の準決勝で対戦するドイツ代表は、2014年のワールドカップ(W杯)で敗れた因縁の相手でもある。ロリスは「W杯から成長した」とこの試合に賭ける思いを述べている。6日、スペイン紙『アス』が報じている。
会見で、29歳のGKは「人は常に敗北や勝利から学ばねばならない。あの敗戦は、準々決勝で負けただけでなく、同時にW杯敗退も意味するものだった」と述べ、「不幸にも、あの日に強いチームと対戦したということだ。そしてそのチームは程なく優勝したのだ。だが、我々もあの日から成長しているのだ」と続ける。
そして「ドイツはその戦いぶりからも信用すべき安定感を持っている。我々はどちらが有利かなどとは考えず、いいゲームをするということ考えている」と語り、「メンタルの強さが大事になるだろう。ここは準決勝であり、優勝も近づいている。皆覚悟はできている」と代表主将は強い思いを口にした。
「チームは正しい方向に進んでいる」と述べるロリスは、2年前のW杯で敗れた試合でもキャプテンマークを巻き、ゴールマウスを守っていた。ドイツの強さと、フランスの成長ぶりを誰よりも知る男にリベンジへの最高のチャンスがやってきた。
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