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ポドルスキがドイツ代表引退を表明。レーヴ監督もこれまでの献身に感謝

text by 編集部 photo by Getty Images

ポドルスキ
ルーカス・ポドルスキ(右)とヨアヒム・レーヴ監督(左)【写真:Getty Images】

 現在トルコ1部のガラタサライに所属するルーカス・ポドルスキがドイツ代表からの引退を表明した。ドイツサッカー連盟が発表している。

 ポーランド生まれながら2歳でドイツに移住し、ケルンの下部組織で育成されたポドルスキ。世代別代表は生まれ故郷ではないドイツを選択し、2004年に18歳でA代表から初招集を受けると同年夏のEUROにも出場した。

 すぐドイツ代表に定着したポドルスキは10年以上にわたって同国の主力として活躍して通算129試合48得点という記録を残した。その間にW杯3度、EUROには4度出場するなど数々のビッグトーナメントを経験し、2014年のブラジルW杯優勝にも貢献している。

 同年代ですでに代表引退を表明しているバスティアン・シュバインシュタイガーやフィリップ・ラーム、ペア・メルテザッカーらとともにドイツ代表で一時代を築いたポドルスキにはヨアヒム・レーヴ監督も感謝を述べた。

「私がコーチになってから、非常に長い時間共に過ごしてきた彼を祝福したい。ポルディ(ポドルスキの愛称)はチームがうまくいっていない時も常に責任あるプレーをしてきた。彼の忠誠心や献身、チームにもたらした笑顔や喜びには感謝しかない」

 レーヴ監督はポドルスキがアーセナルやインテルで苦しい時を過ごしていても、その実力を信じて招集し続け10番としてプレーする機会を与えた。まさに恩師と言える存在に最高の形で送り出されている。

 昨季ガラタサライで13得点を挙げて復活を印象付けたストライカーはクラブでのプレーに集中し、もう一花咲かせることができるだろうか。 

【了】

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