フットボールチャンネル

本田、セリエA初戦は出番なし。ミランが残留したエースのハットで元監督を撃破

text by 編集部 photo by Getty Images

カルロス・バッカ
ハットトリックを決めたカルロス・バッカ【写真:Getty Images】

【ミラン 3-2 トリノ セリエA 第1節】

 イタリア・セリエA第1節が現地時間の21日に行なわれ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはホームでトリノと対戦した。

 ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ新監督は4-3-3の布陣を採用。両ウイングにスソとエムバイェ・ニアンを洗濯し、本田はセリエA開幕戦をベンチスタート迎える。一方、対戦相手のトリノは昨季ミランを指揮したシニシャ・ミハイロビッチ監督が率いる。

 28分、トリノがアクシデントに見舞われる。ローマより加入したFWアデム・リャイッチが負傷により交代を強いられ、トリノは攻撃のアクセントを失ってしまう。

 すると38分、ミランに先制点が生まれる。今夏、補強資金のために放出が噂され続けていたエースFWカルロス・バッカが自らの価値を証明する。右サイドをイニャツィオ・アバーテが突破すると、中央への折り返しをバッカがダイビングヘッドで押し込んだ。

 しかし、48分にトリノがFWベロッティのゴールで1-1と追いつく。それでも50分には再びバッカがゴールを決める。今度は左サイドのニアンがクロスを挙げると、これをトラップしてからボレーシュートで押し込んだ。さらにバッカは62分にはPKを沈めてハットトリック。3-1と引き離した。

 終盤90分にトリノが一点を返し、さらに終了間際にトリノがPKを獲得する。しかし、これを17歳の守護神ジャンルイジ・ドンナルンマがビッグセーブを見せて試合は3-2で終了。ミランは残留した頼れるエースの3得点でトリノに勝利した。本田は開幕戦出番なしに終わっている。

【得点者】
38分 1-0 バッカ(ミラン)
48分 1-1 ベロッティ(トリノ)
50分 2-1 バッカ(ミラン)
62分 3-1 バッカ(ミラン)
90分 3-2 バゼッリ(トリノ)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top