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ハリルが武藤に熱血指導、スタメン抜擢か。柏木は練習復帰【日本代表練習レポート】

text by 編集部 photo by Dan Orlowitz

武藤
武藤嘉紀を指導するヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:ダン・オロウィッツ】

 日本代表は3日、タイ・バンコク市内で6日のタイ代表戦へ向けた練習を行った。

 練習は現地時間17時20分頃より開始。選手全員の背中に計測装置を装着させていたことから、この日のデータは入念にチェックされるのだろう。約1分間の軽いミーティングの後、現地在住の子どもたちとの写真撮影、そして本格的なミーティングを約4分行った。

 ランニングから1日UAEに出場した選手らと控え組に分かれた。その後は、ジョギング、4人が四角形になってのパス回し、6対6のミニゲームなどを行った。

 試合前日以外の練習では、笑顔が見られることも多かった日本代表だが、この日はそれも少なく真剣そのもの。ハリルホジッチ監督も単純なパス練習から個別に選手を呼びつけて指導するなどいつにない雰囲気と言える。

 特にUAE戦で出場機会のなかった武藤嘉紀には、身振り手振りを交えて何度も個別に指示を出す熱血指導。体のキレも良くスタメン抜擢の可能性もあるだろう。また、負傷中の柏木陽介は別メニュー調整を続けていたが、途中からミニゲームに参加。ボールタッチ可能であることを考えると、6日の試合では出場の可能性も出てきた。

 UAEに敗れたことで、緊張感はいつも以上に高まっている。6日に対戦するタイは1日のサウジアラビア戦に敗れたものの、アウェイであわやというところまで追い詰め、実力は急成長中だ。もし日本が連敗するようなことになれば、W杯出場への道のりは極めて厳しいものになる。

(取材・文:植田路生【バンコク】)

【了】

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