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“難民出身ストライカー”が歓喜のブンデス初ゴール。「夢を見ているようだ」

text by 編集部 photo by Getty Images

ウスマン・マネー
ブレーメンのウスマン・マネー【写真:Getty Images】

 ブレーメンに所属する”難民出身”のサッカー選手ウスマン・マネーが、現地時間15日に行われたブンデスリーガ第7節のレバークーゼン戦で初ゴールを記録した。16日付の英メディア『BBC』が喜びのコメントを伝えている。

 現在19歳のストライカーは、独裁的政権が統治する母国ガンビアを17歳の時に離れてドイツへ亡命。家族は亡命に成功せず、身寄りのない他の子供たちとともに難民施設で生活を始めたが、新天地でサッカー選手としての才能を認められることになった。

 ユースの地域リーグでの活躍やトライアルを経てブレーメンの目に留まったマネーは、昨年3月に契約を交わすことに成功する。リザーブチームでのプレーを経て、今季のブンデスリーガ第4節マインツ戦に先発してトップチームの公式戦デビューを飾ると、そのまま定位置を確保。4試合目の出場となったレバークーゼン戦では、チームを2-1の勝利に導く決勝ゴールを記録した。

「信じられないよ。現実なのか、それとも夢を見ているんだろうか? 僕の人生で最大の瞬間だ」とマネーは試合後にコメント。「ブンデスリーガで4試合出場した初のガンビア人選手、ゴールを決めた初めての選手になることができて誇らしく思う」と喜びを表している。

 今季は開幕4連敗で最下位に沈んでいたブレーメンだが、ここ3試合は2勝1分けを記録して13位に浮上。苦難の人生を歩んできた若手FWもチームの復調に確実に貢献している。

【了】

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