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香川真司 8年前

香川、CL出場が確実に。耐えて掴んだチャンス、“責任感と経験値”で若きドルト救えるか

現地18日、ドルトムントはアウェイでスポルティング・リスボン戦を戦う。香川真司は出場の可能性が濃厚。今季CL初出場となる見込みだ。BVBは勢いはあるが、若さが仇となることがある。厳しい戦いでは、香川の持つ経験値が活きるはずだ。(取材・文:本田千尋【リスボン】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

デンベレとのコンビで香川は出場が濃厚

ドルトムント予想フォーメーション1018
ドルトムント先発予想フォーメーション

 今季CL初出場なるか。2016年10月18日のチャンピオンズリーグ(CL)グループF第3節、ボルシア・ドルトムントはアウェイでスポルティング・リスボンと戦う。

 2試合を消化してドルトムントはグループFの首位に立った。2位のレアル・マドリーとは勝ち点4で並んでいるが、得失点差で上回っている。初戦でレアルを相手にアウェイで1-2のスコアに持ち込んだように、スポルティングは簡単な相手ではない。しかし、ここで勝利を収めればグループ後半の戦いが大分ラクになる。是が非でも勝ち点3を持ち帰りたいところだ。

 スポルティング戦では、香川真司が先発する可能性がある。14日のヘルタ・ベルリン戦で60分から途中出場した香川は、ともに出場したデンベレと並んでインサイドハーフに入ると、前半は停滞していた攻撃を一変させた。

 10番タイプとウインガーが中央でコンビを組んだことで、攻撃にリズムと奥行きがもたらされ、敗色濃厚だったドルトムントは1-1のドローに持ち込むことに成功。PKの場面もあったことを考えれば、勝ち越していてもおかしくなかった程だ。

 ヘルタ戦でトップ下のポジションで先発したゲッツェは、ヘルタのタイトかつハードな守備の中でパフォーマンスを発揮できず、60分に退いている。もちろんスポルティング戦で香川とゲッツェの両選手が先発する可能性もある。

 しかし起用法を振り返ると、トゥヘルはインサイドハーフに10番タイプを並べることを好んでいないようだ。ヘルタ戦の出来を振りかえれば、スポルティング戦のインサイドハーフは[香川+デンベレ]でスタートするのではないだろうか。少なくとも香川は、今季のCLで初めての先発となるだろう。

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