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前節ゴールの岡崎はレギュラーを奪えるか。指揮官が抱く“本当の評価”は?【注目試合プレビュー】

text by 編集部 photo by Getty Images

レスターの予想スタメン

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英紙『ガーディアン』によるレスターの予想スタメン

 英紙『ガーディアン』は、トッテナム戦の予想スタメンに岡崎の名を記している。今季はラニエリ監督のファーストチョイスとなっているイスラム・スリマニと2トップのコンビを組み、昨季のチーム得点王ジェイミー・ヴァーディーがベンチスタートという予想のようだ。

 レスターのFW陣は5人いるものと考えられてきたが、そのうちの1人である新加入のアフメド・ムサは「僕はウイングとしてプレーしたい」と語っている。事実、センターフォワードで起用されることはありながらも、サイドでプレーする試合もあった。トッテナム戦でもサイドでの起用が予想されている。

 つまり、ムサが今後もサイドで起用されるならば、スリマニとヴァーディーのレギュラー2人に対して岡崎とレオナルド・ウジョアが挑む構図になる。ウジョアは今季の公式戦で一度も先発出場しておらず、ゴールもないことから岡崎が一歩リードしていると言えるだろう。

 試合前には「毎試合でプレーしたいけど、僕たちは良いFWが多いから出場がなくてもがっかりなんてしないよ」と謙虚に語っていた岡崎だが、本心ではトッテナム戦のプレーでその地位をより上げていきたいと考えているはずだ。

 トッテナムは中盤でボールポゼッションを高め、DFラインからも攻撃のスイッチを入れるパスが出てくるため、岡崎は「独特な役割」である献身的な守備から相手の攻撃を寸断してカウンターへと繋げ、ゴールに迫るプレーを狙いたい。

 昨季の公式戦で岡崎が奪ったゴールは「6」。唯一リーグ戦以外のゴールはFA杯3回戦のトッテナム戦だった。当時はリーグ戦も中盤で互いにメンバーを落としていたことから状況はかなり異なるが、岡崎としてはひとつ良いイメージを持って試合に挑めそうだ。

 ただ、岡崎をベンチスタートに予想するメディアもあったため、試合直前になるまでは安心はできない。『ガーディアン』紙による予想スタメンは以下の通り。

GK:カスパー・シュマイケル
DF:ダニー・シンプソン
DF:ウェズ・モーガン
DF:ロベルト・フート
DF:クリスティアン・フクス
MF:ダニー・ドリンクウォーター
MF:アンディ・キング
MF:リヤド・マフレズ
MF:アフメド・ムサ
FW:岡崎慎司
FW:イスラム・スリマニ

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