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ユーベ監督、古巣相手に決勝点のイグアインに「裏切り者だと感じるべきではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

ゴンサロ・イグアイン
ゴールを祝福されるゴンサロ・イグアイン【写真:Getty Images】

 ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、古巣ナポリ相手にゴールを決めたFWゴンサロ・イグアインのプレーを称賛し、心に負い目を感じる必要はないとメッセージを送っている。試合後に伊メディア『スカイ・スポーツ』に語った。

 現地時間29日に行われたセリエA第11節の試合では、スクデット争いを左右する大一番であるということ以外にも、一人の男に特に注目が集まっていた。昨季ナポリでセリエA得点王に輝き、今夏に巨額の移籍金でユベントスへと移ったイグアインだ。

 1-1で迎えた70分、そのイグアインが決めたゴールが勝負を決定付けることになった。チームを2-1の勝利に導くゴールを決めたイグアインは古巣を尊重し、派手に喜ぶ様子は見せなかった。

 アッレグリ監督はイグアインの様子について、「試合後には非常に嬉しそうにしていた」とコメント。「彼にとっては、いずれにしても特別な試合だった。ナポリのために大きなことを成し遂げたからだ」と、イグアインにとって重要な一戦であったことを改めて強調した。

 ナポリのサポーターは、宿敵ユベントスへの“禁断の移籍“を実行に移したイグアインに対して激しい怒りを表していた。だが、「(イグアインは)自分を裏切り者だと感じるべきではない。プロフェッショナルとして、勇気を持って難しい決断をしたんだ」とアッレグリ監督は語った。

 首位に立つユベントスは、この勝利で3位ナポリとの差を7ポイントに広げている。2位ローマが30日のエンポリ戦で勝ち点を落とすようだと、早くも独走態勢に入る形となってくるかもしれない。

【了】

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