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バルサ、メッシ&スアレス弾でセビージャに逆転勝利。清武はベンチ入りも不出場

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ
同点ゴールを記録したリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

【セビージャ 1-2 バルセロナ リーガエスパニョーラ 第11節】

 スペイン・リーガエスパニョーラ第11節が現地時間の6日に行われ、セビージャとバルセロナが対戦。アウェイのバルサが逆転で2-1の勝利を収めた。

 今季好調を維持しているセビージャは、前節を終えた時点でバルサとわずか1ポイント差。本拠地サンチェス・ピスファンでの直接対決に勝利を収めればバルサを上回り2位に浮上できる状況だった。

 セビージャは負傷で3~4週間の離脱とも見込まれていたナスリがわずか1週間で先発復帰。バルセロナはミッドウィークのマンチェスター・シティ戦から1人を入れ替え、リーグ前節に続いてデニス・スアレスが先発に起用された。

 前半15分、早々と先手を取ることに成功したのはホームのセビージャ。バルサの速攻を止めたところから逆にカウンターを仕掛け、サラビアのパスを受けたビトーロがセルジ・ロベルトの裏へ抜け出す。そのままゴール前まで持ち込み、落ち着いたシュートで今季初ゴールを記録した。

 今季リーガでポゼッション率1位と2位を誇るチームの激突で、前半にその持ち味を発揮することができていたのはセビージャの方だった。バルサに自由にボールを持たせず、ポゼッションでもシュート数でもバルサを上回る。だがバルサには劣勢の中でもワンチャンスを物にすることができる男がいた。

 前半終了間際の43分、D・スアレスのパスを受けたネイマールが左サイドからエリア内へドリブルで持ち込む。巧みなステップで十分に守備陣を引きつけたところでマイナスのパスを返すと、一連のプレーの起点となったあとエリア手前へ駆け上がっていたメッシが左足の正確なシュートをゴール左隅に流し込んだ。

 後半には息切れしたセビージャに対してバルサが優位に立ち、たびたびゴールに迫る。GKセルヒオ・リコを脅かす形を立て続けに作り出すと、61分にはついに逆転に成功。カリーソのミスでボールを奪ったバルサの速攻からメッシがドリブルで仕掛け、中央で引きつけて右サイドへ。完全にフリーとなっていたスアレスがチャンスを逃さず2-1と逆転した。

 サンパオリ監督は反撃への交代カードとしてガンソ、イボーラ、コレアを投入。残念ながら清武にこの大一番での出場機会は訪れなかった。最後まで諦めない姿勢を見せてゴールに迫ったセビージャだが、結局そのまま今季ホーム初黒星を喫する結果に終わった。

 バルサは首位レアル・マドリーと2ポイント差での2位をキープ。セビージャは5位に順位を下げている。

【得点者】
15分 1-0 ビトーロ(セビージャ)
43分 1-1 メッシ(バルセロナ)
61分 1-2 スアレス(バルセロナ)

【了】

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