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清武、日本の課題は「意識のちょっとしたズレ」。サウジ戦へ親善試合で連携確認

text by 編集部 photo by Getty Images

清武弘嗣
清武弘嗣【写真:Getty Images】

 日本代表は8日、キリンチャレンジ杯のオマーン戦(11日)とロシア W 杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(15日)に向け、茨城県内で練習を行った。

 清武弘嗣は8日からチームに加わった。スペインからの移動は大変だが、身体の重さはそこまでない様子で「こういう移動には慣れちゃった」という。

 今季から加入したセビージャでは出場機会に恵まれていないが、状態を維持するために細心の注意を払っている。

「体力を落とさないのと、気持ちの面や体のコンディション面、フィジカル面はなるべく落とさないようにというのは心がけている」

 今回のメンバーには久保裕也、大迫勇也と2人の新たなFWが招集された。これまでヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制では3トップ気味のシステムが多かった。仮に2トップで臨むとしても「今までも何試合かやってきているし、新しいオプションとは思っていない。それをただやるだけなんじゃないかなと」と特に気にしていない。

 11日にオマーン戦があるが、“本番”はあくまでサウジアラビア戦だ。

「一番はサウジ戦が大事。オマーン戦にどういう形で臨むかというか、自分のコンディション面だったり、チームとしてサウジ戦で『こういう戦いをする』っていうシチュエーションだったり、そういうのを見る試合だとは思う。いい形で勝ってサウジ戦に臨みたいという気持ちはあるけど、リラックスして臨みたい」

 先制しながら、追加点がなかなか奪えていない。清武は「毎年、毎年言われていること。そこは変えていきたいところ」と苦笑いを浮かべ、「ワンタッチだったりツータッチという意識のちょっとしたズレがあるとは思う。それは日本にとって一番の課題なんじゃないかなと」と述べた。

(取材:河治良幸、文・構成:編集部)

【了】

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