イングランド代表キャプテンのウェイン・ルーニーは、同代表のガレス・サウスゲート暫定監督がこのまま正式に監督として就任することになると予想している。12日付の英メディア『BBC』が同選手のコメントを伝えた。

　EURO2016終了後から指揮を執り始めたサム・アラダイス前監督が不祥事による退任を余儀なくされたことで、U-21代表監督だったサウスゲート監督は暫定的にA代表を率いることになった。当初は年内までの予定であり、その後に向けて正式な監督を探すことが見込まれていた。

　一方で、ロシアW杯欧州予選での隣国スコットランドとのライバル対決に勝利を収めたとすれば、サウスゲート監督に正式就任のオファーが提示されるのではないかとの見方もあった。現地時間11日に行われた試合は、イングランドが3-0で快勝を収める結果に終わっている。

「彼は自分のやれることを全てやってきた」とルーニーはサウスゲート暫定監督について試合後にコメント。「間違いなく（監督就任レースの）先頭に立っていると思う。僕の見方では、彼がポールポジションだ」と述べ、今後もサウスゲート監督がチームを率いていく可能性は高いという見方を示した。

　サウスゲート監督自身は、これまでの仕事を「楽しむことができた」と満足げな様子を見せている。だが未来の見通しに関しては「私の手中にあることではない」と述べ、イングランドサッカー協会（FA）の決定に委ねる姿勢を取った。

　W杯予選での成績を3勝1分けとしたイングランドは、15日に国際親善試合でスペイン代表と対戦。少なくともその試合まではサウスゲート監督がチームを率いることが確定している。

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