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アーセナル、6億円で”五輪得点王”売却は失敗? ブレーメン移籍後に急成長

text by 編集部 photo by Getty Images

セルジュ・ニャブリ
ドイツ代表として活躍するセルジュ・ニャブリ【写真:Getty Images】

 今夏の移籍市場でアーセナルからブレーメンに完全移籍した21歳のドイツ代表FWセルジュ・ニャブリの急成長が止まらない。現地時間20日に対戦するフランクフルトの選手は警戒心を強めている。17日に独紙『ビルト』が報じた。

 昨季はアーセナルに在籍し2015年8月に行われたチェルシー戦でわずか12分だけ出場している。トップチームで出場機会が与えられることはほとんどなく、下部組織でシーズンの大半を過ごしていた。

 ただ、ドイツ五輪代表として出場したリオデジャネイロオリンピックでは6試合に出場し6得点。チームは決勝戦でブラジル五輪代表に敗れたものの、ニャブリは大会得点王に輝いていた。

 この時点ではまだアーセナルの選手だったが8月31日にブレーメンに移籍。同紙によると、移籍金500万ユーロ(約5億8000万円)という安さでブレーメンに完全移籍したとのこと。

 2011年からアーセナルの下部組織に在籍し、各世代別ドイツ代表としてU-16からU-21まで出場した経験を持つほどの逸材だったが、アーセナルは簡単に手放している。

 ブレーメンに移籍した現在は、リーグ戦9試合に出場し4得点1アシストを記録。代表デビュー戦となったサンマリノ戦ではハットトリックを達成していた。まだまだ発展途上だが、将来的にドイツ代表の未来を背負う選手になるかもしれない。

 また、フランクフルトのDFバスティアン・オツィプカは「ニャブリはおそらく、リーグに現れた”流星”の一人だ。彼は良い技術を持っている。本当に非常に高速なんだよ」と語り、対戦相手として警戒心を強めている。

【了】

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