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新体制始動のインテルだが”本命”はシメオネ? 中国オーナーが59億円用意か

text by 編集部 photo by Getty Images

ディエゴ・シメオネ
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】

 まだ新監督が初陣を迎えてもいないインテルだが、早くも次期監督の名前が噂に上っている。現アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督の引き抜きに向け、オーナーの蘇寧グループが巨額の資金を提供する可能性があるという。18日付の伊紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。

 日本代表DF長友佑都も所属するインテルは、成績不振によりフランク・デ・ブール前監督を解任。新たに指揮官に就任したステファノ・ピオリ監督は、現地時間20日に行われる宿敵ミランとのダービーマッチで初陣を迎える。

 だが、インテルの“本命“は他にいるのだという。現役時代にインテルでのプレー経験があり、未来の監督候補としてたびたび名前が挙げられるアトレティコの名将シメオネ監督だ。インテルの筆頭株主である中国の蘇寧グループは、シメオネ監督の引き抜きに向けて打診を行うことを大物代理人キア・ジョーラブシャンに依頼したと伝えられている。

 ピオリ新監督は、インテルと2018年夏までの契約を交わした。一方のシメオネ監督は、もともと2020年までとなっていたアトレティコとの契約を見直し、同じく2018年まで短縮することが今年9月に合意している。だがインテルが考えているのは来年夏にシメオネ監督を連れてくることであり、5000万ユーロ(約59億円)に設定された多額の契約解除金をアトレティコに支払う準備もあるとみられている。

 アトレティコでリーガエスパニョーラ制覇や2度のチャンピオンズリーグ準優勝などの実績を残し、名将としての評価を確立させたシメオネ監督は、将来的にもう一つの古巣であるインテルで指揮を執りたいという希望を公言している。その時は早ければ来シーズンにもやってくるのだろうか。

【了】

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