アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は、ファンの間で不評となっているチームの新エンブレムについて「世界の進化は続くものだ。多くのチームが経験してきたことだ」とコメントしている。11日、スペイン紙『アス』が報じている。

　ビジャレアル戦の前日会見に臨んだシメオネ監督。5位と6位の上位直接対決となるが、今季はいまだに上位チームに勝てていないことを指摘されると「1年のうちにはこういうこともある。我々はバイエルンには勝ち、バルセロナとは引き分けている。だが、セビージャやソシエダに負けているのも事実だ。彼らは非常に闘い慣れている。いいサッカーをする危険なチームだ」と述べる。

　なかなかゴールを奪えないエース、アントワーヌ・グリーズマンの心理的な影響について問われると、「その影響はない。選手というのは様々な時期を過ごすことに慣れているものだ。彼は、今ゴールから遠ざかっていることが分かっている。だが、ハードワークし続け、チームのために重要な仕事を常にしている」と評価し、不安を一掃している。

　そして、先日、チームが来年より使用する新スタジアムの名称と、新エンブレム発表したことを受け、一部ファンからこの新エンブレムに批判が集まっていることに「世界では進化は続いている。多くのクラブがこうした状況を経験してきたことを見てきた。変化について、人は常にそれを好む人と、好まない人がいる。時に我々は変化を望まないし、それは普通のことだ。なぜなら今あるものに慣れているからだ」と述べ、「だが、まずはビジャレアル戦に集中しなければならないと思っている」とコメントを残している。

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