ニースのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
落ちついてプレーできる場所を見つけたかに思えたニースの元イタリア代表FWマリオ・バロテッリだが、来シーズンにはまた移籍することになるのだろうか。11日にフランス『TF1』のインタビューに答えたクラブ会長がその可能性を示唆している。
ここ数年はリバプールやミランで不振が続き、苦しい時期を過ごしていたバロテッリは、夏の移籍市場でフランスのニースへ移籍。負傷などによる欠場も何度かあるが、出場したリーグ戦では7試合6ゴールと結果を出し、チームの躍進に貢献している。
だが今後も活躍を見せられたとすれば、来季もニースに残る可能性は低くなってくるのかもしれない。ジャン=ピエール・リベール会長は、「彼を引き留められる可能性は少しある。だが本当に少しだ」と述べ、放出を予期している様子を見せている。
仮に1年でバロテッリを手放すことになっても後悔はしないようだ。昨季のニースで“復活“を遂げてパリ・サンジェルマンへ移籍したMFハテム・ベン・アルファを例に取り、「移籍金を取れなかったと言われたとしても、間接的に利益はもたらされている。ポジティブなことばかりだ」と語った。
一方で、“問題児“として知られるバロテッリの振る舞いに問題はないと会長は主張。過去のリバプールとバロテッリとの契約には、年間で3回退場しなければボーナスが支払われるという契約条項が設けられていたことが「フットボールリークス」によって先日明かされたが、ニースとの契約には「振る舞い方についての条項はない」と話している。
【了】