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コンテ、”勝ち点減点”の可能性を笑い飛ばす。「ジョークだろう?」

text by 編集部 photo by Getty Images

アントニオ・コンテ
チェルシーのアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】

 チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、規律違反によりチームに勝ち点減点の処分が下されることはあり得ないと確信しているようだ。11日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが同監督のコメントを伝えている。

 現地時間3日に行われたプレミアリーグ第14節のマンチェスター・シティ対チェルシー戦では、試合の最後にラフプレーをきっかけとして両チームの選手たちが衝突。イングランドサッカー協会(FA)は両チームを処分に向けた調査対象とすることを発表した。

 チェルシーは過去2年間にFAから度重なる規律処分を受けており、今後の再犯の場合には罰金では済まず、勝ち点減点の処分を下される可能性があるという通告を受けているとも報じられた。もし減点処分が下されれば、イングランドのトップリーグでは1990年以来26年ぶりとなる。

 だが、コンテ監督は処分の可能性を笑い飛ばした。現地時間11日のウェスト・ブロムウィッチ戦後に質問を受けると、「ジョークだろう?」と答えている。シティ戦では「私の選手たちは彼らを落ちつかせようとしていただけだ。理解できない」と述べ、チェルシーが処分対象となること自体への不満ものぞかせている。

 過去に規律問題が繰り返されてきたことは認めつつ、「今の我々は違う」とコンテ監督。「あらゆる面で向上を図っており、規律面に関しても同じだ。どの試合でも90分間は必死に戦うものだが、終了の笛が吹かれればそこで終わりにすることが大事だ」と語った。

 ウェスト・ブロムウィッチ戦に1-0の勝利を収めたことでチェルシーは連勝を9に伸ばし、順調にリーグ首位を走っている。タイトル奪回のチャンスを規律問題で逃したくはないところだろう。

【了】

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