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Jリーグ 7年前

岐阜、ラモス氏解任も好転せず。来季は大木新監督のもと“戦う集団”への変貌を【2016年Jリーグ通信簿】

今シーズンのJ2も全日程が終了した。この1年を振り返り、各クラブはどのようなシーズンを送ったのだろうか。今回は、20位でシーズンを終えたFC岐阜を振り返る。

シリーズ:2016年Jリーグ通信簿 text by 編集部 photo by Getty Images , Editorial Staff

ラモス監督解任で吉田新監督がバトンを受け継ぐ

ラモス瑠偉
シーズン途中で解任されたラモス瑠偉氏【写真:Getty Images】

 改革3年目を迎えたFC岐阜は、今季も多くの選手が入れ替わった。ラモス瑠偉監督の下、攻撃的なサッカーを目指したが、理想と現実のギャップは埋めがたく、今シーズンも低空飛行が続いた。

 J3降格の危機に瀕しながらも20位で辛うじて残留。シーズン途中にラモス監督が解任され、吉田恵監督がバトンを受け継いだが、チーム状態が劇的に好転することはなかった。

 来シーズンに向けて急務なのは守備の整備だ。リーグワーストの71失点は守備陣だけの責任ではないが、CBを補強し最低でもチーム内の競争が激しくなるような状況は作らなければならない。

 そんなチームにあって、ストライカーのレオミネイロが孤軍奮闘。38試合に出場し13ゴールを挙げる活躍を見せている。来シーズンも活躍が期待されるだけに、流出は阻止したいところだ。

 2017年から、大木武氏が新監督に就任する。ヴァンフォーレ甲府や清水エスパルスで監督を務め、日本代表コーチの経験もある同氏の下で、岐阜は再起を図ることになる。

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