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ダバディさんがガチ選出、フランス代表裏イレブン。招集外が“もったいない”実力者たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 中山佑輔 photo by Getty Images

DF。経験ある選手に勢いのある若手を抜擢

左からダンゼ、ペラン、ウンティティ、クルザワ
左からダンゼ、ペラン、ウンティティ、クルザワ【写真:Getty Images】

CB(右):ロイク・ペラン(サンテティエンヌ)

CB(左):サミュエル・ウンティティ(バルセロナ/スペイン)

右SB:ロマン・ダンゼ(レンヌ)

左SB:レーバン・クルザワ(パリ・サンジェルマン)

 ウンティティはすごく強くて、EUROでもいきなり大会の途中で抜擢されてそのまま軌道に乗った選手ですね。昔はテュラムとかもそういうパターンでした。EURO96のとき、彼は最初スタメンじゃなかったんですけど、途中でスタメンになるとそれから15年間フランスのDFを支えました。

 フランスは身体能力のある選手と、技術・戦術に優れたセンターバックのコンビという流れがあります。ブランとデサイーだったり、(マリユス・)トレゾールと(マキシム・)ボシスだったり。なので今回はペランを入れます。

 この4-4-2のチームはあくまでチーム戦術的に選んでいます。そのなかで左サイドバックのクルザワはどんどんオーバーラップするので、反対側のダンゼがバランスを取る。

 クルザワはアレオラと同じですごくポテンシャルがある。PSGでは必ずしもスタメンじゃなくて、マクスウェルがナンバーワンになっている気がするんですけど、クルザワかシディベがこれから来るのかなと思っています。

 ダンゼはベテランですけど、レンヌは最高のシーズンを送っていますね。彼は以前いたサニョールのように、遅咲きの選手という気がする。プレーメイカーの才能もあるし、中に入ってゲームメイクもできる。アーセン・ベンゲル監督が言っているように、現代サッカーのプレーメーカーはサイドバックなので、そういう選手が必要ですね。

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