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ダバディさんがガチ選出、フランス代表裏イレブン。招集外が“もったいない”実力者たち【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 中山佑輔 photo by Getty Images

MF。パワー、テクニック、運動量、バランスの良い中盤に

左からムサ・シッソコ、シプリアン、グルキュフ、ラビオ
左からムサ・シッソコ、シプリアン、グルキュフ、ラビオ【写真:Getty Images】

ボランチ:ウィラン・シプリアン(ニース)

右サイドハーフ:ムサ・シッソコ(トッテナム/イングランド)

左サイドハーフ:アドリアン・ラビオ(パリ・サンジェルマン)

トップ下:ヨアン・グルキュフ(レンヌ)

 僕はニースでプレーするシプリアンはそんなに見たことがないけど、レキップは毎回毎回、それこそカンテのように素晴らしいとしていますね。ニースの肺というか、汗かき屋として素晴らしい。U-21の代表には入っていますね。

 右サイドはすごく迷ったんですけど、EUROのイメージでムサ・シッソコを選びました。パワーがあって、とにかくEUROの決勝で一番良かったですね。

 左サイドに選んだラビオはエレガントで、次世代のMFだと思うんですよね。チアゴ・モッタのように上がって攻撃できるセンスもあるし、足が長いから守備でもボールを取れる。ラビオがプレーメーカー的な仕事をこなせるのであればグルキュフを入れる必要はなくてそこにトーヴァンを、と思いました。

 グルキュフは今シーズン、お父さんが監督になった。親子ではじめてタッグを組んで、これまでの試合はものすごく良かったですね。彼はバス事件を含めた2010年のW杯が全然ダメだったので、もうフランス代表に呼ばれることはないだろう、ってフランスサッカーの関係者は思ったわけですけど、でも彼の今の年齢でも、セカンドチャンスというか、もう一回機会があってもいいと思う。

 彼の問題は本田圭佑と似ていて遅いところで、こういうタイプの選手は今のサッカーではなかなか難しいかもしれないですけど、僕が今回組んだチームだと、クルザワも上がるし、ラビオやシソコもガンガン上がるから、グルキュフはバルサのイニエスタみたいにたまに下がっていろいろできるかなと思ってます。

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