メッシ、コパ決勝敗戦で突然の代表引退表明！　直後に撤回するも…

起こった時期：6月26日

　アメリカで開催されたコパ・アメリカ・センテナリオの決勝終了直後、突如リオネル・メッシがアルゼンチン代表からの引退を表明した。

　メッシにとってはブラジルW杯、コパ・アメリカ2015に続き、3年連続して決勝で国際大会のタイトルを逃した。これが繊細な心に響いたのだろうか。ロッカールームで「僕にとってのチームの役目は終わった考えた。思い返すと非常に悲しいことが起きた。とても大事なPKを外してしまった。そういうことだ」と語ったともいわれている。

　だが、周囲からの必死の説得を受けてすぐに代表引退を撤回。9月のウルグアイ戦で再びアルゼンチン代表のユニフォームをまとってピッチに立った。メッシが一度苦渋の決断を下した背景には同国協会の腐敗と機能不全があった。

　11月にはチームメイトに関する事実無根のゴシップ報道や不当な批判に怒り、試合後の記者会見に選手全員を引き連れて現れて「今後アルゼンチン代表はメディアの取材に応じない」と宣言するなど、キャプテンとしての役割も全うしている。

　メッシは不思議と代表チームでのタイトルに縁がない。ワールドユース（現U-20W杯）や北京オリンピックは優勝しているが、A代表ではW杯もコパ・アメリカも制したことがない。年齢的にも2018年のロシアW杯が最後のチャンス。代表復帰の決断が後悔にならない結果を残せるだろうか。