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モウ、W杯”48ヶ国案”に「全面的に賛成」。FIFA公式サイトがインタビュー

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、ワールドカップ(W杯)の出場チーム数を48チームに拡大する案に「全面的に賛成」だと述べている。国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトによるインタビューの中で語った。

 FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、現在32チームで行われているW杯を48チームに拡大する改革を推し進めようとしている。4チームずつ8つのグループステージで行われる現行方式から、3チームずつ16のグループへ変更することが想定されている。各グループの上位2チームが決勝トーナメントへ進み、現在の16チームではなく32チームによるトーナメント戦が行われることになる。

 出場チーム数の増加は、サッカー界の過密日程に拍車をかけるものだとして懸念の声も上がっている。だがインファンティーノ会長の想定する方式によれば、1チームが戦う試合数自体は最大7試合で現在と同じ。モウリーニョ監督はその点を踏まえ、日程面での不安はないと述べている。

「私は全面的に賛成だ。クラブの監督としては、大会拡大が試合の増加と休暇の短縮、プレシーズンの短縮を意味するのであれば、ノーと言うだろう。だが批判する者たちは、大会拡大が試合数の増加を意味するのではないことを分析し理解することが重要だ」

 各チームが2試合のみを戦うグループステージの試合は「より決定的」な意味を持つことになり、その後の決勝トーナメントも「さらなる興奮をもたらす」とモウリーニョ監督は歓迎。出場チーム数の拡大は、「ソーシャルイベント」としてのW杯の価値をさらに高め、サッカーの普及をさらに促進するものだと語った。

 またモウリーニョ監督は、先月のクラブW杯で導入試験が行われたビデオアシスタントレフェリー(VARs)にも賛成意見を述べている。「プロであれば、このような進化を拒否することで試合に勝ったり負けたり、タイトルを獲得したり逃したりするわけにはいかない。審判はテクノロジーによる助けや保護やサポートを必要としている」と主張した。

【了】

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