チェルシー、コンテ流3バックで“不調”ともお別れ。驚異の13連勝で優勝争い最有力候補に【欧州主要クラブ中間査定】

2017年01月12日(木)9時57分配信

シリーズ:16/17欧州主要クラブ中間査定
text by 山中忍 photo Getty Images , Editorial Staff
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チェルシー
チェルシーの基本フォーメーション

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 カンテの活躍は計算通り。だが、4バック当時はほぼ出番がなかったルイスとアロンソの即戦力化は、新監督の予定よりも早く変更を強いられた3バック採用に伴う嬉しい誤算と言えなくもない。

 バチュアイは前半戦でコンテの信頼を得られないままだった。23歳と若いが、終盤の選手交代時に1歳年下でMFのナサニエル・チャロバーが前線に投入される場合が多かった。コスタ不在のボーンマス戦ではアザールが前線中央を任された。コスタが得点源となった一昨季の調子を取り戻しているから良いものの、CF事情はコスタが不振でも頼れる代役がいなかった昨季と変わっていない。

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 主力の顔ぶれは昨季と大差ないが、個々の自信と機能は優勝を果たした一昨季を上回る。守備が得意ではないとはいえ、出場機会を得れば今季もピンポイントのパス能力が冴えるセスク・ファブレガスが、中盤中央で控えに回る贅沢さでもある。

 個人的には昨季も好調だったウィリアンも、前線でポジション争いを余儀なくされている。一方、不可欠とされるアザールの充実感と責任感は一昨季以上だろう。チームには、昨季のレスターで奇跡実現を支えたカンテを含め、過去2年間でプレミア優勝争いを勝ち抜いたばかりの戦力も多い。心技体の全面で、チェルシーは後半戦でもライバル勢が「打倒」を意識する存在であり続ける。

(文:山中忍【ロンドン】)

【了】

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