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香川真司 7年前

香川真司、今こそドルトムントで“ベテランの風格”を。日本代表の生き残りも懸けたリーグ後半戦へ

text by 本田千尋 photo by Getty Images , Editorial Staff

テストマッチではコンディション上向き。監督も主軸として構想

ドルトムント
パーダーボルンとのテストマッチの先発メンバー

 W杯のためだけに、ドルトムントでの日々があるわけではないが、それでもクラブでの日常をどのように過ごすのかが、日本代表でのパフォーマンスに繋がるのは間違いない。そういった意味でも、この半年間をどのように戦っていくのかは、まず重要になるはずだ。

 ウインターブレイク中の最後のテストマッチとなった17日のパーダーボルン戦で、香川は左のインサイドハーフで先発出場する。右のインサイドハーフはカストロだ。

 ドルトムントの布陣は[4-3-3]。シュメルツァー、ギンター、ベンダー、ピシュチェクの4バック。バイグルの1ボランチ。左右のウイングにはロイスとゲッツェ。そしてシュールレのワントップだ。

 これで香川は、ウインターブレイク中のテストマッチ3戦全てに先発出場。7日のPSV戦ではゴールを決めるなど、前半戦に比べてコンディションは上向いているようだ。そしてトーマス・トゥヘル監督も、後半戦の開幕に向けて香川を主軸として考えているようである。

 もっとも、ウインターブレイク中に離脱していたゲレイロが復帰しており、油断することはできない。DFBポカールやチャンピオンズリーグの試合もあることを考えれば、引き続きローテーションが組まれることは間違いなく、出番が消滅することは考えにくいが、パフォーマンス次第では、前半戦の二の舞になってしまうだろう。

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