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“イブラ2世”獲得も…ドルト指揮官、交渉を知らされていなかったと明かす

text by 編集部 photo by Getty Images

トーマス・トゥヘル
ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督は、先日加入した17歳のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクの獲得について何も知らされていなかったと明かした。25日に独メディア『シュポルト・ビルト』が伝えている。

 ドルトムントは23日、レアル・マドリーとの争奪戦を制し、欧州屈指の若手有望株として視線を集めていた”イブラヒモビッチ2世”とも呼ばれる長身FWのイサクを900万ユーロ(約11億円)とみられる金額で獲得した。

 ところが、トゥヘル監督はそのことをクラブ幹部から何も聞かされていなかったという。同監督は、イサクがサインを交わす直前になって獲得することを知ったとされ、内密に交渉が行われていたことに気を悪くしたとされている。

 また、トゥヘル監督は、24日にグラナダへと期限付き移籍をしたアドリアン・ラモスの放出にも同意していなかったようだ。これにより、同監督とクラブの間に亀裂が入った可能性があるなどという見方がされたようだが、ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOはそのような見解を否定した。

「イサクの獲得にしてもラモスの放出にしても監督は決定に関わっているし、彼は拒否をしなかった。もし彼が拒否していたならば、我々はこれらの取引をしなかっただろう」

 同じように、トゥヘル監督も「最初は彼の事を知らなかったが、ウスマン・デンベレやエムレ・モルを連れて来たようにスカウティングやスポーツディレクターは素晴らしい仕事をしている」と述べている。

 トゥヘル監督の知らないうちに獲得されたイサク。しかし、近い将来には“嬉しいサプライズ”として同監督を喜ばせてくれるかもしれない。

【了】

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