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ドルト、“エース”オーバメヤンが復帰。香川は今節もスタメン濃厚。中盤でリズムを作り出せるか

29日、ボルシア・ドルトムントはマインツ05と対戦する。エースのピエール=エメリク・オーバメヤンがアフリカネイションズカップの敗退によってドルトムントに戻って来た。今節の対戦相手マインツの要注意人物は武藤嘉紀だ。それに対してドルトムントは外へ追い込むプレス、リズムを作っていくことが重要になる。前節に続いてのスタメン濃厚の香川真司に期待が集まる。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

エース、オーバメヤンが復帰のドルトムント

ピエール=エメリク・オーバメヤン
アフリカネイションズカップから復帰のオーバメヤン【写真:Getty Images】

 “エース”が帰還した。2017年1月29日のブンデスリーガ第18節、ボルシア・ドルトムントはアウェイで1.FSVマインツ05と戦う。
 
 14日から行われているアフリカネイションズカップで、開催国ガボン代表はグループリーグ敗退。主将として母国を牽引したピエール=エメリク・オーバメヤンは、その胸中はともかく、ドルトムントに1試合遅れただけで早期合流を果たした。

 これでトーマス・トゥヘル監督は、負傷離脱中のヌリ・シャヒンとスヴェン・ベンダーを除いて、全選手をマインツ戦で起用可能だ。スボティッチが1.FCケルンにレンタル移籍したことで、CB陣は相変わらず手薄だが、負傷が明けたばかりで前節ブレーメン戦に臨んだソクラティスも、その後大きくコンディションを崩すことはない。2戦連続となるアウェイ・ゲームで、勝ち点3を狙える陣容は整っている。

 マインツは、前半戦にレギュラーだったコロンビア人FWのジョン・コルドバが出場停止だ。また、トップ下を務めていた10番タイプのユヌス・マリがボルフスブルクに完全移籍している。よって前節のケルン戦に続いて、ドルトムント戦でも[4-4-2]の布陣を採用してくることが予想される。

 要注意選手は、年が明けて戦列に復帰した武藤嘉紀だ。昨年の8月に行われた開幕戦の対戦時には、81分からの途中出場だったが、アディショナルタイムに1ゴールを決めている。その時、駆け引きに勝利したソクラティスのことを、武藤は「1回やった時に1番やりずらかった相手だった」と述べていた。

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