マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、プレミアリーグで首位を走るチェルシーの戦いぶりは「非常に守備的」で安定しており、首位の座から滑り落ちることは考えにくいと語った。12日付の英紙『デイリー・メール』などが伝えている。

　ユナイテッドは現地時間11日に行われたプレミアリーグ第25節のワトフォード戦に2-0で勝利。第9節でチェルシーに敗れて以来16試合連続の無敗を続けているとはいえ、前節時点で14ポイントまで開いていたチェルシーとの差はそう簡単に埋まりそうにはない。

　モウリーニョ監督も逆転優勝が絶望的であることを認め、その理由はチェルシーの守備的な戦いにあると試合後にコメントしている。「チェルシーは非常に優れた守備的なチームだ。人数をかけて良い守備をしている。この状況では、非常に守備的でカウンターやセットプレーからゴールを決めるチームがタイトルを獲得するものだと思う」

　古巣チェルシーの戦い方に対する批判的発言だとも受け止められているが、チェルシーのアントニオ・コンテ監督の側にはモウリーニョ監督との”舌戦”を繰り広げるつもりはないようだ。「その発言は聞いたが、他の監督たちに返答したいとは思わない」とコメントしている。

　ユナイテッドの勝利の翌12日にバーンリーとアウェイで対戦したチェルシーは1-1のドローに終わった。6位ユナイテッドとの差は12ポイントに縮まったとはいえ、残り13試合での逆転が困難である状況に変わりはない。

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