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アーセナル、CLベスト16突破は絶望的…因縁のバイエルンに2年連続で5失点惨敗

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセナル
大敗を喫したアーセナル【写真:Getty Images】

【バイエルン・ミュンヘン 5-1 アーセナル CL 決勝T1回戦1stレグ】

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグが現地時間15日に行なわれ、アーセナルはアウェイでバイエルン・ミュンヘンと対戦した。

 CLベスト16ではバイエルンと4度目の対戦となるも、これまで毎回敗退させられているアーセナル。その上、6シーズン連続でCLベスト16敗退というこの悪しき流れを断ち切りたいアーセナルは、今季リーグ戦で17得点を決めて得点ランク単独首位に立つサンチェスを先発で起用。一方で、ラムジーとカソルラが負傷により欠場した。

 対するホームのバイエルンは、CLのホームゲームで大会記録の15連勝中。こちらも今季公式戦で23得点を挙げているレバンドフスキを1トップに置くも、負傷により主力のボアテングとリベリが欠場している。

 両チームのスターティングメンバーは以下。

【バイエルン:4-2-3-1】
GK:ノイアー
DF:ラーム、マルティネス、フンメルス、アラバ
MF:アロンソ、ビダル、ロッベン、チアゴ、コスタ
FW:レバンドフスキ

【アーセナル:4-2-3-1】

GK:オスピナ
DF:ベジェリン、ムスタフィ、コシェルニー、ギブス
MF:コクラン、ジャカ、イウォビ、エジル、オクスレード=チェンバレン
FW:サンチェス

 立ち上がりから主導権を握ったバイエルンは、早くも11分に先制に成功。右サイドでパスを受けたロッベンが得意のカットインから見事なミドルシュートをゴール左上隅に突き刺した。

 すると、アーセナルも反撃に転じる。28分に右CKからのボールをクリアしようとしたレバンドフスキがエリア内でコシェルニーと接触し、PKを獲得。これをサンチェスが蹴ると、一度はノイアーに弾かれたものの、その跳ね返りを拾ったサンチェスが相手に囲まれながらもゴール左隅に流し込み、アーセナルは試合を振り出しに戻すことに成功した。

 しかし、後半になって再びバイエルンが突き放す。53分に右サイドからのラームのクロスにレバンドフスキが頭で合わせて勝ち越しに成功すると、その3分後にはレバンドフスキのヒールパスに抜け出したチアゴがゴール左隅にシュートを流し込み、一気にリードを2点に広げる。

 それでもバイエルンは攻撃の手を緩めない。63分にはペナルティアークでこぼれ球を拾ったチアゴがシュートを放つと、ボールは相手DFに当たって軌道を変え、最後はGKの足に当たってゴールに吸い込まれた。

 さらに88分には、途中出場したばかりのミュラーがエリア内からゴールを流し込み、ダメ押しとなる5点目を決める。

 試合はそのまま1-5で終了。アーセナルは、昨季のCLグループステージと同じスコアとなる1-5で敗北を喫し、敗退の危機に追い詰められている。

【得点者】 
11分 1-0 A・ロッベン(バイエルン)
30分 1-1 A・サンチェス(アーセナル)
53分 2-1 R・レバンドフスキ(バイエルン)
56分 3-1 T・アルカンタラ(バイエルン)
63分 4-1 T・アルカンタラ(バイエルン)
88分 5-1 T・ミュラー(バイエルン)

【了】

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