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香川真司 7年前

香川、終盤戦へ先発奪還なるか。ドルトは連戦もコンディション上向き。3部相手の恵まれた独杯へ

ドルトムントは現地時間28日、DFBポカール(ドイツ杯)の準々決勝で3部のシュポルトフロインデ・ロッテとアウェイで対戦する。その他のカードは1部同士が潰しあうカードであるが、ドルトムントにとっては恵まれた組み合わせとなったといえる。その中で、香川真司は先発奪還となるだろうか。最近ではコンディションも上向いており、トーマス・トゥヘル監督も香川をオプションと考えているように見受けられる。終盤戦に向けて、インパクトを残せるだろうか。(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

市場価値は香川の3分の1。3部のロッテ戦、アウェイでも移動の負担なし

香川
ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】

 インパクトを残せるか。2017年2月28日のDFBポカール準々決勝、ボルシア・ドルトムントはアウェイでシュポルトフロインデ・ロッテと戦う。

 ドルトムントにとっては恵まれた対戦となった。ロッテは現在3部所属のチーム。他の対戦カードを見てみると、ハンブルガーSV対ボルシアMGやバイエルン・ミュンヘン対シャルケといったように、1部所属のクラブ同士が潰し合う準々決勝らしい気の抜けないカードとなった。

 もちろん3部所属のチームが相手とは言え、一発勝負のカップ戦なので油断することはできない。それでもロッテは、現在3部で7位である。

 移籍市場専門サイト『トランスファーマルクト』によれば、ロッテの合計市場価値は448万ユーロ(約5億3300万円)。ドルトムントの合計市場価値は3億7835万ユーロ(約450億2360万円)。その差は歴然としている。

 ちなみに同サイトによる香川真司の市場価値は1300万ユーロ(約15億4700万円)。ロッテの全選手を合わせた市場価値は、およそ香川のそれの3分の1ということになる。

 また、地理的にも好条件だ。ロッテはドルトムント同じくノルトライン=ヴェストファーレン州に属する。移動の負担はほとんどない。試合当日、ドルトムントはクラブハウスのあるブラッケルの練習場でもう1度トレーニングを行ってから、現地に移動するのだという。

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