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UEFA、過去のデータでCL8強を予想。バルサの突破確率は「0%」?

text by 編集部 photo by Getty Images

エディンソン・カバーニ
パリ・サンジェルマンのエディンソン・カバーニ【写真:Getty Images】

 欧州サッカー連盟(UEFA)は、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stを終えた各チームが準々決勝へ勝ち上がる確率を過去のデータに基づいて算出した。1日に公式サイトで伝えている。

 ベスト16にあたる決勝トーナメント1回戦の1stレグは現地時間2月14日から22日にかけて全8試合が行われた。ホームチームが6勝、アウェイチームが2勝を収め、引き分けは1試合もないという結果になっている。

 UEFAは過去に行われた欧州カップ全大会のホーム&アウェイ方式のラウンドの結果を集計し、1stレグのスコアに応じた突破確率を算出している。

 最も偏った結果となっているのは、パリ・サンジェルマン(PSG)が1stレグでバルセロナを破った「4-0」というスコア。過去に1stレグがこのスコアで終わった例は58回あり、その全てで1stレグのホームチームが勝ち進んでいるという結果から、PSGの突破確率は「100%」、バルサが逆転で突破する確率は「0%」とされている。

 アーセナルにアウェイで5-1の大勝を収めたバイエルン・ミュンヘンの突破確率は「98.8%」。過去には80例のうち一度だけこのスコアから逆転が成し遂げられたことがある。ポルトにホームで2-0の勝利を収めたユベントスは「97.3%」、レバークーゼンにホームで4-2の勝利を収めたアトレティコ・マドリーは「96.6%」と、過去の例に基づけば突破の可能性は非常に高い。

 同じ2点差勝利でも、ナポリを3-1で破ったレアル・マドリーの場合は突破率「77.2%」とやや控えめ。モナコを5-3で破ったマンチェスター・シティは「60%」、ボルシア・ドルトムントを1-0で破ったベンフィカは「59.4%」とやや優位が予想される。セビージャはレスター・シティに2-1で勝利を収めたが、1stレグがこのスコアだった場合の両チームの突破確率は拮抗し、2ndレグのアウェイチーム(セビージャ)が「51.1%」とわずかに高いのみとなっている。

 なお、今回の1stレグではグループステージを2位で通過した8チームのうち6チームがホームで先勝している。このまま2位通過の6チームが8強に進んだとすれば現行の大会方式となった2003年以降で初だという。これまででは、2位通過の5チームが勝ち進んだ2007/08シーズンが最多となっている。

【了】

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