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中国サッカー発展へ”強力助っ人”。ベッカム氏が未来のスター育成に協力

text by 編集部 photo by Getty Images

デイビッド・ベッカム
デイビッド・ベッカム氏【写真:Getty Images】

 元イングランド代表のデイビッド・ベッカム氏は、中国の習近平国家主席からの要請に応じ、未来のサッカー選手育成に向けた意識啓発に一役買うことになった。3日付の英紙『ミラー』が伝えている。

 大のサッカーファンであるという習近平国家主席は、将来的に中国でワールドカップを開催し、中国代表が優勝を飾るという“野望“を掲げている。その実現に向けた一歩として、世界的な知名度を誇るベッカム氏の力を借りることを決めたようだ。

 2012年に同じNBAの試合を観戦した際に友人になったという習近平国家主席からの要請を受けたベッカム氏は、中国の子供たちに向けてサッカーの練習法を紹介するテレビ番組に出演するという。ベッカム氏の出演する部分は昨年広州で撮影されており、国営放送の「中国教育電視台(CETV)」で年間365日を通して流されるとのことだ。

 ベッカム氏は中国の子供たちに向け、サッカー選手を目指すのであれば若いうちから練習を積み重ねることが大事だと訴えかける。「私はすごく若い頃からサッカーを学び始めた。それが本当に、スタートするために最高の時期だ。毎日練習すれば上手くなれる。中国の未来のスター選手たちの幸運を祈っている」と番組イントロで述べるコメントが伝えられている。

 ベッカム氏が出演するのは、日本でもテレビ出演などを通して草の根サッカーの発展に大きく貢献してきたトム・バイヤー氏が子供たちにサッカーを指導する番組。同氏の公式サイトによれば、番組は昨年11月よりCETVで毎朝放送されているという。

【了】

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