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「PSGが4点取れたならバルサは6点取れる」。逆転へ強気なL・エンリケ

text by 編集部 photo by Getty Images

ルイス・エンリケ
バルセロナのルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】

 バルセロナは現地時間8日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の2ndレグでパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦する。試合前日の会見でのルイス・エンリケ監督のコメントを7日付のスペイン『マルカ』など複数メディアが伝えた。

 3週間前にPSGのホームで行われた1stレグに、バルサは0-4という衝撃的な大敗を喫した。MFアンヘル・ディ・マリアに2ゴール、MFユリアン・ドラクスラーとFWエディンソン・カバーニに各1ゴールを奪われての完敗で、準々決勝進出に向けた状況は非常に厳しいものとなっている。

 過去の欧州サッカー連盟(UEFA)主催の大会を通して一度も例がないという「0-4」からの逆転を成し遂げなければならないが、L・エンリケ監督は諦めようとはしていない。「まだ半分だ。失うものは何もなく、得られるものはたくさんある。PSGが4点取れるのであれば、我々が6点取ることもできる」と会見で述べた。

 リーガエスパニョーラではここ2試合、スポルティング・ヒホンに6-1、セルタに5-0と大勝。4点差を逆転できるだけのスコアを叩き出しており、チームは良い状態にあると指揮官は主張する。「良い状況でこの試合を迎えることができる。楽観的になるべきだし、実際に我々は楽観的だ。明日はチームの欠点ではなく長所を見せられるようにしたい」

 4点以上を奪うことが必要な一方で、PSGに1点でもアウェイゴールを許してしまえば状況はさらに厳しさを増す。「試合を支配して逆転の可能性を生み出すべきだ。攻撃面で良いことをたくさんやる必要があるが、守備面でも同じだ」とL・エンリケ監督はゴールを許さないことの重要性も強調した。

 L・エンリケ監督は先日、今シーズン限りでバルサの指揮官を退任することを表明している。わずか3シーズンで数々の成功をバルサにもたらしてきた名将は、欧州のサッカー史上に残る逆転劇も置き土産とすることができるだろうか。

【了】

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