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W杯出場経験持つ豪代表MF、甲府加入か。リーグ戦欠場でJ移籍への憶測強まる

text by 編集部 photo by Getty Images

ボザニッチ
メルボルン・ビクトリーのオリバー・ボザニッチ【写真:Getty Images】

 2014年のブラジルW杯にオーストラリア代表の一員として出場した経験を持つMFオリバー・ボザニッチの、Jリーグ移籍に向けた憶測が強まっている。豪紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』が報じた。

 現在オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーに所属するボザニッチは、直近のリーグ戦をベンチ外で欠場した。サラリーキャップによる給与額制限のあるAリーグにおいて、同選手はその制限を無視できるマーキー・プレイヤーとして契約していただけに、移籍が近いのではと伝えられている。

 そして、移籍先としてヴァンフォーレ甲府が名乗りを上げているようだ。ボザニッチはセントラルMFを中心に様々なポジションをこなせる左利きの司令塔で、中盤に創造性を加えるオプションになりうる。外国人枠はあとひとつ空いており、選手登録にも障害はない。

 メルボルン・ビクトリーはボザニッチを放出したうえで、同じくオーストラリア代表のMFジェームズ・トロイージをマーキー・プレイヤーに昇格させるプランを検討しているという。2年近く代表から遠ざかっている選手ではなく、現在も代表で主力を張る選手への投資を増やすのは現実的な判断だろう。

 Jリーグの追加登録期限(移籍市場)は今月末までで、2週間ほど時間が残されている。甲府は先日ジェフユナイテッド千葉から阿部翔平を復帰させるなど、リーグ開幕5も補強を続けている。そういったことを考えれば、ボザニッチ獲得実現の可能性は十分にありそうだ。

【了】

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